不倫相手の親への慰謝料請求

配偶者の不倫が発覚したが、不倫の相手が、未成年や学生、失業者や定職に就いていないものである場合、不倫の慰謝料請求をしても、残念ながら、財産も資力も無い者から慰謝料の支払いを受け取ることは出来ません。

そのような状況になると、その不倫相手の親から慰謝料を支払ってもらうことはできないのか、考える方が多いです。結論からいいますと、とても難しいです。

よほどの理由がない限り、不倫相手の親への慰謝料請求は、不可能だと考えた方がいいと思います。未成年であっても、不法行為の責任については、原則として、責任能力があると判断されれば、本人が責任を負います。また、損害の賠償方法は、原則として金銭をもって行うことになりますので、支払能力が無ければ、現実問題として、償いを受けることが不可能となる場合はあります。

それどころか、不倫相手が未成年だったというような場合、都道府県や市町村の青少年健全育成条例等により、淫行として処罰される可能性もあり得ます。

しかし、希に親が支払うことに合意することがあります。それは、不倫相手の親が、社会的地位や名声を有する人間で、自分の子どもの不始末が公になることをおそれ、示談に応じてくる場合や、近所に噂がたったり、子どもが追いつめられて精神的に不安定になり、何とか親が子どものために支払いをして問題を解決させようとする場合などです。

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